ゲントのオススメ漫画100

2021年3月17日

映画と好みは似ている。想像の斜め上を行くものは、結構好きになりやすい。
日本の漫画文化は世界一だと思っている。
集めた漫画の半分以上はメルカリで売却した。それ以降は基本、ネット世界とリアル世界での立ち読みスタイルである。

目次をうまく使ってください。

※全てネタバレあり

ハンターハンター

引用: https://animanch.com/archives/20155741.html
  • 冨樫天才
  • 冨樫仕事しろ
  • 冨樫文字多すぎ

週刊少年ジャンプでは異例の不定期連載を繰り返す作品。理由は腰痛とか色々言われているが、実際の所は不明。
冨樫さんは幽遊白書でもう一生分稼いだから、それ以降の作品は基本「俺の描きたいものを描く。集英社は黙っとけ」スタイル。
ほんと、冨樫の頭の中どうなってるねん?!と、キメラアント編以降はつくづく思う。
「絵付きの小説」とか言われる程、非常に難解な漫画。(特にヒソカvsクロロと、カキン王位継承編)


カイジ

引用: http://imakokowoikiru.hatenablog.com/entry/2019/05/14/060000
  • ざわざわざわ・・・
  • キンッキンッに冷えてやがるゥ!!!
  • 虚しさMAX!!手遅れMAX!!光山の懺悔!!懺悔!!

独創的なギャンブルの数々と、人間の本性が剥き出しとなる様なお話で人気の漫画。
藤原竜也主演で実写映画化も成功している。
そして作品の裏の主人公「ナレーション」の、圧倒的かつセンスの詰まった言葉の数々。そして利根川を筆頭とする、名言を突きつけてくれる個性的なキャラ。


寄生獣

引用: https://www.amazon.co.jp/寄生獣(4)-アフタヌーンコミックス-岩明均-ebook/dp/B009KWUIGK
  • 人間に寄生し生物全体のバランスを保つ役割を担う我々から比べれば、人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!! いや……寄生獣か!
  • 死んだ犬は犬じゃない。イヌの形をした肉だ
  • 殺したくない・・・。 正直言って・・・必死に生き抜こうとしている生き物を殺したくはない・・・そうだ・・・・・殺したくないんだよ! 殺したくないって思う心が・・・・・・人間に残された最後の宝じゃないのか

地球外生命体が人間に寄生し、人間に化けて人間を喰いまくるってお話。しかし、これは単なるパニックストーリーではない!

「漫画ばっか読んでたらバカになる」とか思ってる親がいたら、読ませたい作品。愛、環境、生命へ対する哲学的なテーマが込められており、非常に深い。完結したのが1995年で全10巻だが、個人的には不滅の名作だと思う。

ミギーが「人間とはどう言う生き物か?」を、的確に教えてくれた。

「道で出会って知り合いになった生き物が
ふと見ると死んでいた。
そんな時、何で悲しくなるんだろう」

そりゃ人間がそれだけ暇な動物だからさ
だがな それこそが人間の最大の取り柄なんだ
心に余裕(ヒマ)がある生物
なんとすばらしい!!

寄生獣 10巻より

私の少年

引用: https://yanmaga.jp/c/watashinoshonen/
  • 心情描写が漫画とは思えない程の美しさ
  • 美少年×キャリアウーマン
  • 「おねショタ」という簡単な言葉では片付けられない

聡子と真修を結ぶ感情は「母性」なのか「恋」なのか、その間で揺れ動く心理描写に、作者の文学的才能が輝いている!
「大人」って子供が思ってるほど「大人」じゃ無いよ、って思わされる。
ちなみに1巻の巻末に書いてあった誕生秘話によると、元々は性別が逆だったらしい。
幼女とおっさんは気持ち悪がられるけど、少年とお姉さんはOKって訳や。(そりゃそーや)


ブラックジャックによろしく

引用 : https://booklive.jp/product/index/title_id/20000263/vol_no/001
  • ネット上で合法的に無料で読める数少ない漫画(検索すればすぐ読める!)
  • 医療業界の裏側を描いた漫画
  • 作者が色々な意味で良くも悪くも面白い(ブラックジャックによろちんこ)

日本の医療現場をリアルに描いた作品。実力のない研修医の主人公がたまに暴走しながら、各科ごとの様々な問題に直面していくお話。主人公は読者へ「理想論を提示する役」となっており、現実はうまくいかない現状に考えさせられる。。
法律が連載当時と変わってたりするので、詳しくは自分で確かめよう。

特にガン編は「生きるって何?」を考えるキッカケをくれるだろう。


スラムダンク

引用 : https://meetia.net/art/slam-dunk_illustratons/
  • 人気絶頂で終わりを迎えたジャンプではレアな作品
  • これを超える青春スポーツ漫画はもう現れないかもしれない
  • ラストの山王戦はマジで漫画の神様が舞い降りた

王道スポーツ漫画に見えて、よくよく考えると王道では無い気がする。全31巻で漫画内では4ヶ月しか経過していないし(入学式から夏の終わりまで)、結局主人公の所属するチームはインターハイは優勝せず、突然ナレーションで「嘘のようにボロ負けした」っと読者に告げられる。。マジかよ!!!ってなるよね。
こんな終わり方をしたスポ根漫画があっただろうか??!


鋼の錬金術師

引用:
https://natalie.mu/comic/news/40960
  • 少年漫画のテーマ「努力・友情・勝利」の逆を行ったかのような作品
  • 大人気漫画にも関わらず、ダラダラと引き伸ばしや寄り道が無く、きっちり伏線回収して見事なエンディングを迎えた
  • 「月刊少年ガンガン」と言う知名度の低い漫画雑誌で連載されており、ハガレンの影響でガンガンそのものの売り上げが2.5倍にもなった

特に印象的なのが15巻に収録されている「イシュバール内戦」のお話がめっちゃ好きです。映画ができそうな程リアルで重い内容で、印象的な台詞もたくさんあり、憎しみの連鎖と悲劇をうまいこと描いています。作者はこの巻を書き上げる際に、多くの戦争体験者から話を聞いたそう。(おまけページや帯の部分?に詳しく書いてたような)

アニメの作画が素晴らしいので、珍しくアニメも同時にお勧めできる作品。

12巻に表紙がめっちゃかっこいいのですが、わかります?w


デスノート

引用: https://festy.jp/web/posts/4526
  • デスノートと出会った正義に溺れた天才は、殺人鬼なのか、救世主なのか?
  • 「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」と言う設定が魅力的すぎる作品
  • 12巻で完結という絶妙な長さ

絶妙に複雑なデスノートのルール、心理戦と駆け引きという戦わない戦い、ベースは単純な設定なのに奥深いストーリー、世界観にマッチした絵柄、もう全てが最高です。
そりゃー国内外問わず、映画化やドラマ化される訳だ。


ひぐらしのなく頃に

引用: https://dengekionline.com/articles/42380/
  • 元々は同人サークルが制作したPC用ノベルゲーム(ボタンを押して文章を読みすすめて選択肢を選ぶだけでエンディングの簡単なゲーム)
  • 物語は「出題編」と「解答編」に分かれていて、入り組んだストーリーの謎が次第に解けて行く
  • いわゆる「タイムループもの」でパラレルワールドの世界で話が進んでいく(と、後々わかる。後半までは何がどうなっているのかわからない)

予備知識なしでリアルタイムでアニメをみていた人がいたら、意味不明すぎて投げ出していたであろう作品。

難解なミステリーでファンタジーでめっちゃホラーな作品だが、「仲間を信じ、頼らなければ幸せにはなれない」と言うことがメッセージ性として存在するのが感動的。

※グロくてトラウマシーン満載なので要注意


娘の友達

引用: https://books.rakuten.co.jp/rb/16487679/
  • おっさんが娘の友達と恋をする?炎上覚悟の背徳サスペンス?
  • 会社では部下を持つ立場、家ではシングルファザー、娘は不登校で家庭でも気が休まる事はない生活
  • 内面は苦しみながらも良い上司、良い父親を演じる重圧の中、ある女子高生と出会い。。。

おっさんの妄想が爆発しそうな設定で、女性が読むと「きも!」と感じるかもしれない。しかしただのキモい漫画だと私は思わない。「人生に疲れる」ってこんな感じかな〜っと思た。

責任あるサラリーマンの辛さ、家庭でも居場所が無く、精神的に追い詰められた中で女子高生からの「疲れませんか?」の一言。お互いに居場所と癒やしを求め、次第に近づいていく二人の運命は??!


進撃の巨人

引用: https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000337851
  • アニメのクオリティーが半端ない
  • 神話の様な壮大な世界観と、第一話目から緻密に張り巡らされた伏線
  • ネット上で推理合戦が繰り広げられる程、謎が謎を呼ぶ怒涛の展開!

連載当初から人気爆発した漫画。当初はみんな「進撃面白い!」って言うから、あえて読まなかった。「どうせ巨人じゃなくて人間が真の敵なんやろ〜」ぐらいにしか思ってなくて、それから数年、、、

ごめんなさい。マジで面白いです。読者の想像を完全に超えてきます。これはネタバレしたくない!
物語は時系列がバラバラに進むので、一気に読まないと混乱します。


闇金ウシジマくん

引用 : https://masa7110.hatenablog.com/entry/2019/03/05/130452
  • 社会の底辺のリアルな日常を淡々と描く圧倒的な「リアリティ」
  • おっさんの体毛を描くのがうまい
  • 「金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ」

正社員を社畜と考えるニート、ストレスだらけの会社生活に生きるサラリーマン、ネットビジネスに夢を見て情報商材を買う人、などなど、、、いわゆる「底辺に人々」が主人公で、ウシジマ君たちはちょろっと登場するような感じで、鬱展開が続く夢を見させない作品。。。

珍しくハッピーエンドで終わる「フリーターくん」編の主人公、宇津井優一がダメ人間から立ち直っていく姿には感動させられました。

Posted by gento